クリーン雑巾 vs 市販の雑巾 実験レポート
普段使われている雑巾は市販の雑巾ですか?クリーン雑巾ですか?
また使い古しのものを使っていませんか? 市販の雑巾とクリーン雑巾(劣化品&新品)の発塵量を比較検証しました。 |
▼本実験に使われる クリーン雑巾 C603
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市販の雑巾は発塵する!? 〜クリーン雑巾 vs 市販の雑巾〜
実験方法 1.下記3タイプの雑巾から、繊維くずを発生させる。
発生方法:シリコンウエハの上で雑巾の両端を持ち、左右に15回パンパンとはたく。
1)新品の市販の雑巾
2)新品のクリーン雑巾C603
3)劣化した(使い古した)クリーン雑巾C603
2.落下した繊維くずを、RACCARで計測・比較する。 繊維くずの可視化・撮影用に黒のアクリル板とUVライトPL-6Uを使用する。
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繊維くず発生の様子 |
シリコンウエハ
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RACCAR
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PL-6U
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市販の雑巾から落下した繊維くず ※撮影用として黒のアクリル板使用(UVライトPL-6U照射) |
実験結果 RACCAR計測結果
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考察 市販の雑巾は、新品であっても劣化したクリーン雑巾と同等の発塵量があることがわかった。 特に200μ以上の大きな繊維くずが多く、端の裁断部分から繊維がこぼれ落ちる自己発塵が 大きく影響していると考えられる。クリーン雑巾の新品は発塵量がわずかなため自己発塵が 少なく、
使用していく中で塵が付着したことや生地の劣化により発塵量が増えたと推測する。
クリーンルーム内で雑巾を使用する際は、自己発塵を防ぐために必ずクリーン雑巾を使用し定期的に新品に交換することが必要である。
また 新品を使う前はわずかであるが大きな繊維くずを取るために、一度洗うことが望ましい。
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